不況下にも強い国家資格である「行政書士」は、離婚問題、遺言書作成・相続手続・分割協議書、内容証明などなど、人々にとってかかせない存在の法律の専門家です。

試験内容は近年難化傾向にあり、平成19年度では、最高裁判例本文の引用問題(判例要旨ではない)や、対立する学説の理解を問う学説問題、最新の最高裁判例本文を引用した穴埋め問題(多肢選択)などが出題されました。従前は幅広い法分野の基本を問う問題が多数出題されましたが、ここ数年は幅広いだけでなく、より一層深い法律知識や法的思考力が要求される問題に移行しています。

同じ行政書士としても格差が激しいのが現実です。
行政書士の業務は、単発での書類作成事務が主となる為、税理士や社会保険労務士の様に企業との顧問契約に直結し難く、また行政書士と同じく単発の仕事が主である司法書士に比べ、1回の業務に対する報酬が安価である等といった理由から、一般的に安定収入を得ることが難しいと言われているが、その一方で専門業務に特化し安定的な高収入を得ている開業者や行政書士法人が存在するのも事実であり、また上場企業の法務顧問に就いている行政書士も存在します。

士業として受任できる業務の範囲が、弁護士に次いで多いのが当資格の特長である為、確固たるビジネスモデルの確立の可能性、社会に対する貢献性の割合は、他の隣接士業に比べて多いと言えます。

「行政書士の年収」として流布しているデータは、調査の対象者が全登録者であるものが多いが、行政書士業界の特徴として、行政書士登録を受けてはいるが実質稼働していない者が多いという現象があります。
この原因はいろいろと指摘されていますが、大きな要素として退職公務員(いわゆる特認組)の問題があります。行政書士法上、一定の期間(高卒以上17年、その他20年)行政判断を伴う地位にある公務員であったものは、原則的に行政書士資格を無試験で付与される制度になっており、公務員を定年退職した者が世間体を慮り登録を受けることが多いです。これら特認組は行政書士の登録を受けているものの、事実上行政書士として稼働していないことが多いためその収入額も極端に低収入になりがちです。このことから全登録者を対象とする年収調査は、実質的に稼働する行政書士の年収額を示すものとなってはいません。

受験資格 年齢、性別、学歴などに関係なく、誰でも受験可能。 法律関係の仕事の実務経験なども全く問いません。


試験日11月第2日曜日


試験会場総務大臣が定め都道府県知事が財団法人行政書士試験研究センターに委託して全国47都道府県で行われる


試験科目業務に関する法令として憲法、民法、行政法、商法、基礎法学があり、業務に関する一般知識として政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解がある。また、平成17年度まで試験科目であった行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法、労働法、税法等も一般知識として出題され得る、としている。試験問題は、毎年度4月1日現在施行の法律に準拠して出題される。 出題形式
5つの選択肢から1つを選びマークシートにマークする択一式と 40字程度の記述式(法令科目のみ)の組合せ


合格基準全体で60%以上の得点をしつつ、法令科目で50%、一般知識で40%の得点をしていることである。 ただし、問題の難易度により、補正的措置が採られることがある。


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